このブログで書くことが実はもはやないということが。 世間は不況ということに流れていってしまったし。 貧困、労働には動機付けがない。 何か腰をすえて勉強したらいいのかもしれないですな。
それでも約束は彼らのものなのだ。それを得るための方法はまったく間違っているにしても。
政治と自分の関係と言うのは、私の場合少し悩むところがある。といっても、そのときどきにどのような態度をとるかはほぼ決まっていて(ということは態度のための基準が決まっていて)、それについての悩みではない(最近は以前と考えが変わったが、それは正…
それにしても、信じられないことに、いや、むしろ予想通りと言うべきか。村上春樹の「作品」とは関係のないエルサレム賞関連の話に「読まずに批判!」とか怒り出す人続出という事態!!! 文学って、作家ってすごいですね!!!!! まあ、文学がその人のジ…
エルサレム賞についてはとりあえず突っ込まないでおく。思い返してみると村上春樹の作品の中で読み通したことがあるのは、短編がいくつかと、長編では『風の歌を聴け』だけだ。 『風の歌を聴け』は、読んでいて気持ちのいい作品であり、それゆえに同時に気持…
書き始めたときとか、少し前は別の理由をもってたのかもしれないけど、まあ、書く条件が整っていたことがなんらかの欲望を喚起したのかもしれない。今はなんだろうかというと、自分の考えに整理をつけるために書く、というのがしっくりくるような気がする。
とりあえず、派遣村へのmixi村民の人々の反応を見てきた。 中傷に批判的な人々もけっこういたのが良かった。 ただ、派遣村を憎む人たちが何を思ってるのか、なんでそう思うのかを考えなくちゃいけないだろうけど。
いや、一応私今年から社会人やってるわけですが。やっぱり大人の世界の「ルール」というのはあるわけですね。なじめてませんが。というより、クビになりそうなんですが。それに「ルール」が関係しているかは微妙なところですが。会社自体の景気はいいんです…
「子どもが叩かれる」というのは、フロイトの論文のタイトルだが、そのなかでフロイトは「子どもが叩かれる」という空想によって性的興奮を得る人々を取り上げ、分析を加えている。 この論文の存在は蒼龍さんのブログで知り、やおい・BLを理解するための文献…
昔の話に追加しておくならば、正確には公共的でないことが問題なのではなく、公共的でないことよって他者を食いつぶすふるまいが非倫理的で問題だということだ。 それゆえ、そもそも最初から倫理的問題と事実確認の問題を分けることなど事実として不可能だっ…
赤×ピンク (ファミ通文庫)作者: 桜庭一樹,高橋しん出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2003/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (99件) を見る 桜庭一樹の小説『赤×ピンク』は、3人の少女をそれぞれ主人公とした3つの連作…
今日はユリイカの12月号と『密やかな教育』を買った。それで改めて気づいたのだが、BLと母娘問題はどうも同系列に属するテーマのようだ。どこをどうやったらつながるのかよく見えないのだが、しかし確かにつながっているという感触があって、そのうち分かっ…
読書期間が終わったら書こうかと思う。 すいません。やっぱりコードギアスは難しいので前回の続きと言う形で別の方面から迂回することにします。 大雑把なことを言えば、コードギアスはちゃんと全世界を征服するところまでいったし、主人公がちゃんと最後に…
さて、樹村みのりの『晴れの日・雨の日・曇りの日』を論じる過程で、二人の少女の間にあるずれが、『blue』や本作で見られるようなタイプの物語における通過儀礼の重要な要素であることに触れた。 さとこは、足の不自由な少女である尚美との交流を続けるにつ…
カッコーの娘たち (ソノラマコミック文庫)作者: 樹村みのり出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2006/05/23メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る 樹村みのりの短編『晴れの日・雨の日・曇りの日』は、小学6年生の少女…
Blue (Feelコミックス)作者: 魚喃キリコ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/04/24メディア: コミック購入: 3人 クリック: 10回この商品を含むブログ (44件) を見る 魚喃キリコの『blue』は2人の少女、桐島と遠藤が主人公のまんがである。同性愛的な青春の…
森岡正博さんの『感じない男』には、「自分が少女の体に乗り移りたい」という願望が記されている。私は大学時代、(たぶん森岡さんの話を知らなかった時だとと思うが)研究室の人間に、「自分には女性になりたいという願望があるんじゃないかと思う。そして…
もう一つの方で書き始めていたのだけど、こちらも再び公開。
君が代伴奏拒否に対する処分に最高裁が合憲判断を下したことに関して、いくつかブログを見て特徴的だったテンプレな言い方についてちょっと書いておきます。 そのテンプレというのは「自由は大切だが行き過ぎはよくない」というもの。細かい違いはありますが…
大塚英志によると、日本では昔は捨て子は結構たくさん行なわれていて、制度上捨て子が難しくなってきたので母子心中が増えた、ということだったように記憶している。 それと、僕は一年生のときの教養課程でモンゴルの歴史と文化を紹介する講義を取ったのだけ…
次回予告より。 異界に似た、永遠のまどろみ。 温かく優しく、すべてを包み込む。 だが、二度とは戻ってこない、甘美な場所。 それは、母のひざの上。 アイデンティティ・クライシス。「未来のことが決まってしまっていること」への違和感。 それと、これは…
今書いておかないと忘れそうなのでメモ書き。 1.ソーシャルリフォーム派 個人のことより社会構造のほうを何とかしたほうがいいんじゃないか? 2.ソーシャルダーウィニズム派(新自由主義の先祖) 貧乏人の世話より金持ちの既得権益が大事。 3.ソーシャ…
教職試験に向けて勉強を始める。まだ危機感がないので途中で別のことをやり始める。左巻さんが取り仕切っている『新しい高校理科の教科書』シリーズの物理を読み始める。左巻さんは左翼じゃないのだろうかとか政治的なことを考える(?)。頭がよくなった気…
おそらく柳澤氏は、「俺はこんなに経済学的にリアルな思考でものを考えてるんだぜ」という風に気取って見せたかったのだろう。ちょっと知的に突き放した言い方をすることで自分のインテリジェンスを自慢しようとするというのはよくある。 ただ、どうだろうか…
ホームレスに対する、コンプレックス的感情である「怖さ」が否応なく生じてしまうことを認めることと、その感情を持つことを正当化することとは異なる。「『怖い』のは『しょうがない』」ということの意味が、怖がっても別にいいんだ、ということであるなら…
建築系の友人から昨日聞いたのだが、僕の世代の人間から見ると80年代の建築というのはかっこ悪いらしい。というより、「その建築」が「80年代」にあるとかっこ悪いということのようだ。 そういった建築を設計した人たちというのは現在50代から60代くらい…
今日、日経新聞を読んでいたら村上春樹についての記事があって、それによると村上はユング派心理学を援用しているらしい。最近、アニメとかまんがとかでユング派心理学のアニマとかがやけに出てくるなあと思っていたのだけど、ユング派心理学と物語の創作は…
sava95さんのエントリで以下のような現場教員の声が紹介されている。 高校に勤める友人たちが、この数年の間に何度も言うこと「今の生徒たちは、人に嫌われないためだけに生きているように見える」「これまで『強いられる』という経験をしていない」「誰とも…
最近お気に入りの動画がこれ↓http://www.youtube.com/watch?v=onQnkIB6tTA そんでもって今日見たのがこれ↓http://www.youtube.com/watch?v=nVU3IKkgGI8 で、このプリキュアを見てたらヘンゼルとグレーテルとの共通性に気がついた! プリキュアにおいて、主人…
犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)作者: 浜井浩一,芹沢一也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/12/13メディア: 新書購入: 7人 クリック: 167回この商品を含むブログ (94件) を見る 図書館で予約しておいたのが届いたので読み始める。 近年、少…