自分と政治についてのメモ

 政治と自分の関係と言うのは、私の場合少し悩むところがある。といっても、そのときどきにどのような態度をとるかはほぼ決まっていて(ということは態度のための基準が決まっていて)、それについての悩みではない(最近は以前と考えが変わったが、それは正しい既定の基準にさらにあわせようとした結果に過ぎない)。むしろ問題なのは政治ということばがどういう意味づけを持たされているのかということで、それによって、「そういう意味での政治についてなら私はこうだ」と言わなければならなくなる。一般に言われる政治というのは、かなり特異な領域の事柄であると感じられている。しかしたとえば「個人的なことは政治的なこと」とか、「あなたのその判断は政治と無関係ではいられない」とか言われると、それぞれに対応した物言いをしなければいけなくなる。おそらく、私の場合、政治ということばの意味そのものについて多くの人々(その中には多分はてサの人も含まれる)と敵対していて、何事かを話そうと思えば、多分その意味を取り合うだけで終わるだろう。そんなことにかまけている暇はないと思える。ただ、いざというときに説明できるようにしておくために、少しは考える。それだけだ。