id:mojimojiさんへ

 返信が遅くなりました。
 先日のコメントをいただいて大分助けられた感があります。どうもありがとうございます。
 ひとまず今回のことを僕なりに整理します。*1
 僕がブログをたたむことにしたのは先のコメントでも述べたとおり、まったく個人的内面的理由によるものであって、少なくとも社会的なレベルでなんらかの非が僕にあるわけではないという認識です。だから姐さんのコメントのほとんどの部分についてはなんら動揺してはいませんし、的をはずしていると思います。ネット右翼に関してはもうサンプルは十分なので今後コメントがくれば即刻削除します。
 そういうわけで、個人的内面的理由によって僕がどういう選択をするかはやはり僕の個人的な判断ということになります。先日はもう、たたむしかない、と思ったわけですが(やはり精神的な消耗も少しあったと思います)、いまは続けてもいいかもしれない、と思っています。
 ただ、個人的に反省点があるのは事実で、もっと正攻法でいくべきだったとか色々あるわけです。しかしそれも結局は僕の個人的内面的問題に帰せられることであって、他の人には関係がありません。
 結論として、あくまで個人的内面的な問題としての反省をしつつ、ブログを続けるかもしれません。ただ、そのときには、教育基本法改悪反対を一緒にやろうよというお誘いがあったからとか、mojimojiさんに惜しいといわれたから、というような理由ではなく、当然僕の主体的な判断で続けたいから続けるということになります。以上です。

*1:げっ、これって総括か?? まずい、北田暁大のなにかに引っかかりそうだ。何かって、何だ?(笑い)

橋爪大三郎『政治の教室』(PHP新書)

政治の教室 (PHP新書)

政治の教室 (PHP新書)

 
 そういえば民主主義って正確にはどういう制度なんだろうな、と思って読んでみました。『冒険としての社会科学』、『橋爪大三郎社会学講義Ⅰ・Ⅱ』も同時購入。
 歴史的な民主主義の形成過程、その原理、中国の儒教など民主主義から外れたところの影響、日本の民主主義の歴史と現実、改革案、それらがわかりやすく整理されていてとても勉強になった。
 ただし、他の人より意識はかなり高いとはいえ、戦後憲法の欠陥をあげつらったり現在の憲法改正の空気に好意的なことを言っているのは許せない。端的に状況が見えていない。「有事のことを考えるから、有事が起こる」という主張を左翼がしていてバカだ、有事法制は必要だ、みたいなことも言っているが、なるだけ戦争をしないような外交努力をしようという気があるならともかく、とにかくアメリカに従って、チャンスがあれば戦争だってしちゃうぜ、というのが現在の実情だろう。有事のことを考えるから、というより、今のこの国の人々は「有事のことしか考えていない」とさえいえるのではないか。北朝鮮に怯え、青少年に怯え、不審者に怯え、性犯罪者に怯える。他者に対する根拠なき不安は増大する一方だ。その割りに現実に対する当事者意識が乏しく、「戦争はモニターの向こうで起こっている」的な感性が強固になっている。自分が現実を造ることにコミットし、現実を否応なく造り出している、ということに驚くほど無頓着で、それどころか匿名のメタな立場を望み、第三者を気取ろうとさえする。だから炎上などというものが平気で起こったりする。
 そういうことを考慮に入れさえすれば、政治の入門テキストとしてはほんとに有用ではないかと思った。
 それにしても、こういう制度でこの国は運営されているはずなのに、それをほとんどの人が学校教育を終えた段階で理解していないというのは非常に問題だと思う。広田照幸の提唱どおり、政治教育をもっとしっかりやったほうがいいな、と、この本の内容と現実を見比べて思った。

日本教って聖書に書いてあるよ?

 http://daico.exblog.jp/3103910/で紹介されてたムービー見たのだが、旧約聖書を読むと昔のユダヤ人と日本人て同じじゃん、と思う。日本人はぜんぜん特殊じゃないって。新約聖書にも人間を第一にするからいろんな偶像を信じるようになるって書いてあるし。
 キリスト教は大きな影響力があったから禁止されたんだっていう議論が面白かった。本当に理解はしてなかったというのもそのとおりだろう(笑)。踏み絵なんてけっとばせ(笑)。カトリックの教義の影響かしら。
 ファンダメンタリズムキリスト教の影響で明治に出てきた? ふむふむ。それで国家が誕生したと。ふむふむ。宗教に徹することで宗教的近代国家になったと。ふむふむ。戦後宗教が天皇人間宣言で禁止されたから近代のエネルギーを失ったと。ふむふむ。
 最後の小室直樹の「既存の宗教を全部教育で教えろ!」という意見に賛成。これなら宗教教育も文句あるまい(笑)。

届くものと届かないものと、あるいは内側と外側と

成城トラカレで知った。http://www.new-akiba.com/archives/2006/06/post_1587.htmlメキシコで紹介されている「日本のアニメの歴史」の内容がぶっ飛んでいるとのことだが、どこがぶっ飛んでいるのかぜんぜんわからない。外側から見ればそういう整理の仕方をされるだろうなんてことはわかりきってると思うけど? 萌えなんてHENTAIの別名だって、単に。

講座演習とか

 あれだ、卒論発表の予行演習みたいなものですね。アメリカシロヒトリを調べて発表しました。巣網張ってる毛虫で成虫になると白いガです。早期防除がポイント、卵塊か巣を見つけたらすばやく除去してつぶすなり焼き殺すなりしましょう。
 いやーそれにしても結構達成感あるね、資料を調べて流れを作ってパワーポイントでまとめて、ぐわーっと煮詰まったところでバーっと発表するっていう。コツコツ作業するのとか苦手なんで、もうほんと開放されたーという感じだ。でもこのあいだの農産物生理学のテストはやばかった。時期重ならないでほしいです。いや実は僕の脳みその問題だが。
 やっぱ研究室は昆虫行きたいなー。

教育基本法「改正」反対―なんのための議会?+集会

 またまたid:annntonioさんのところより。
http://d.hatena.ne.jp/annntonio/20060602にて、高橋哲哉さん、小森陽一さんらの見解が読めます。日比谷集会実況だそうです。携帯です。テクノロジーはannntonioさんのゆびぢからを必要としています。
 愛を押し付けてくる国家はキモいよ、ストーカーみたいだよ。ていうかもっと議員は勉強してください。
 

後藤和智さんて・・・

 1984年生まれ? あれ、僕と同い年じゃん!! うわぉ。
 うわー、やっぱり東北大くらいになるとおつむの出来が違うんですかね。
 人は人と思ってても、やっぱり同世代でがんばってる人がいると親近感がちょっとありますです。
 例の「歯」の批判で、ヴェーバーの『職業としての政治』の一節を引いていたけれど、あそこは僕も感銘を受けたよー。なんか関心も戦後民主主義とか青少年とかおたくとか近い感じだ。読書傾向も似てるっぽい。新現実とか引用してたし。いや、向こうの読書量が多いだけか。僕なんか『下流社会』も読んでないしな・・・。学歴コンプレックスを垂れ流すのはやめよう、うん。