2007-01-01から1年間の記事一覧

自由の境界線が勝手に決められているように感じたこと

君が代伴奏拒否に対する処分に最高裁が合憲判断を下したことに関して、いくつかブログを見て特徴的だったテンプレな言い方についてちょっと書いておきます。 そのテンプレというのは「自由は大切だが行き過ぎはよくない」というもの。細かい違いはありますが…

「子どもポスト」についての参照事項

大塚英志によると、日本では昔は捨て子は結構たくさん行なわれていて、制度上捨て子が難しくなってきたので母子心中が増えた、ということだったように記憶している。 それと、僕は一年生のときの教養課程でモンゴルの歴史と文化を紹介する講義を取ったのだけ…

ドッペルゲンガーの回に関する(恐らくは)修正(しなければならないだろうゆえの準備)に向けたメモ

次回予告より。 異界に似た、永遠のまどろみ。 温かく優しく、すべてを包み込む。 だが、二度とは戻ってこない、甘美な場所。 それは、母のひざの上。 アイデンティティ・クライシス。「未来のことが決まってしまっていること」への違和感。 それと、これは…

職業指導運動における思想的立場の諸類型

今書いておかないと忘れそうなのでメモ書き。 1.ソーシャルリフォーム派 個人のことより社会構造のほうを何とかしたほうがいいんじゃないか? 2.ソーシャルダーウィニズム派(新自由主義の先祖) 貧乏人の世話より金持ちの既得権益が大事。 3.ソーシャ…

物理な日常

教職試験に向けて勉強を始める。まだ危機感がないので途中で別のことをやり始める。左巻さんが取り仕切っている『新しい高校理科の教科書』シリーズの物理を読み始める。左巻さんは左翼じゃないのだろうかとか政治的なことを考える(?)。頭がよくなった気…

「産む機械」

おそらく柳澤氏は、「俺はこんなに経済学的にリアルな思考でものを考えてるんだぜ」という風に気取って見せたかったのだろう。ちょっと知的に突き放した言い方をすることで自分のインテリジェンスを自慢しようとするというのはよくある。 ただ、どうだろうか…

ホームレス

ホームレスに対する、コンプレックス的感情である「怖さ」が否応なく生じてしまうことを認めることと、その感情を持つことを正当化することとは異なる。「『怖い』のは『しょうがない』」ということの意味が、怖がっても別にいいんだ、ということであるなら…

80年代の建築はかっこ悪い?

建築系の友人から昨日聞いたのだが、僕の世代の人間から見ると80年代の建築というのはかっこ悪いらしい。というより、「その建築」が「80年代」にあるとかっこ悪いということのようだ。 そういった建築を設計した人たちというのは現在50代から60代くらい…

ユング派心理学と物語創作は親和性が高い?

今日、日経新聞を読んでいたら村上春樹についての記事があって、それによると村上はユング派心理学を援用しているらしい。最近、アニメとかまんがとかでユング派心理学のアニマとかがやけに出てくるなあと思っていたのだけど、ユング派心理学と物語の創作は…

雑感

sava95さんのエントリで以下のような現場教員の声が紹介されている。 高校に勤める友人たちが、この数年の間に何度も言うこと「今の生徒たちは、人に嫌われないためだけに生きているように見える」「これまで『強いられる』という経験をしていない」「誰とも…

ヘンゼルとグレーテル、プリキュア、吸血鬼、そして白と黒の関係について

最近お気に入りの動画がこれ↓http://www.youtube.com/watch?v=onQnkIB6tTA そんでもって今日見たのがこれ↓http://www.youtube.com/watch?v=nVU3IKkgGI8 で、このプリキュアを見てたらヘンゼルとグレーテルとの共通性に気がついた! プリキュアにおいて、主人…

浜井浩一・芹沢一也『犯罪不安社会』パラパラ雑感

犯罪不安社会 誰もが「不審者」? (光文社新書)作者: 浜井浩一,芹沢一也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/12/13メディア: 新書購入: 7人 クリック: 167回この商品を含むブログ (94件) を見る 図書館で予約しておいたのが届いたので読み始める。 近年、少…

神について

別に論争をするつもりはないがちょっと話題になっているようなので一言だけ言及。 「信じる」とはどういうことだと思ってますかって話。「信じる」の定義はなんぞや。それは「理解する」とか「納得する」とかいうことばとどう違うかね。科学と宗教、合理と不…

職業指導運動の始まり

若年層に対する職業指導運動はいつどのようにしてはじまったのだろうか。 組織的職業指導の論理的・歴史的前提としては〈職業選択の自由〉、〈資本主義の成立〉があげられる。しかしながら、実際に職業指導運動が展開されるには20C初頭まで待たなければなら…

今日のメモ

ナーガールジュナ「一切法」=「すべてのもの」「もの」=「空っぽの入れ物」=「物語の構造」?=「空」?「縁起」=認識論的中道主義=構築主義?順観と逆観→ソシュールの思想?「空の空」=“Vanity of vanities”(伝道者)vain:空の、実質のないsubstanc…

メモ

以前ちょっとメモった記事(あれは不用意だった)がどっかの掲示板(2ch?)に貼られていて、そこで以下の書き込みを見つけた。 368:01/02(火) 22:48 qfeYyRYj 病院で血液検査したらヘモ値5切ってたw どうりで眩暈で目の前が見えないと思ってたら・・・…

その起源と成長についてのメモ1

以前カマヤンさんも留保をつけつつ述べていたが、ネット右翼というのはつまるところ大人になれない人たちなのだと僕は思っている。 その起源として僕は「1980年代中葉」を仮説として考えている。

メモです。

儀礼のコンテクストからシンボルを分離することが最も端的に表れているのが、シンボルの意味を発見するためにレヴィ=ストロースの分析の手法を用いた構造主義者たちの研究である。(中略)突き詰めていえば、これの手法の特色は意味が、シンボルとして用い…

貼っておくから興味があればどうぞ。

教育社会学者の本田由紀さんのレポートです http://project.iss.u-tokyo.ac.jp/crep/pdf/rj/r15.pdfナショナリズム強化仮説の否定に使われているアンケートの質問項目に僕は疑問あり。