雑記

ドッペルゲンガーの回に関する(恐らくは)修正(しなければならないだろうゆえの準備)に向けたメモ

次回予告より。 異界に似た、永遠のまどろみ。 温かく優しく、すべてを包み込む。 だが、二度とは戻ってこない、甘美な場所。 それは、母のひざの上。 アイデンティティ・クライシス。「未来のことが決まってしまっていること」への違和感。 それと、これは…

職業指導運動における思想的立場の諸類型

今書いておかないと忘れそうなのでメモ書き。 1.ソーシャルリフォーム派 個人のことより社会構造のほうを何とかしたほうがいいんじゃないか? 2.ソーシャルダーウィニズム派(新自由主義の先祖) 貧乏人の世話より金持ちの既得権益が大事。 3.ソーシャ…

「産む機械」

おそらく柳澤氏は、「俺はこんなに経済学的にリアルな思考でものを考えてるんだぜ」という風に気取って見せたかったのだろう。ちょっと知的に突き放した言い方をすることで自分のインテリジェンスを自慢しようとするというのはよくある。 ただ、どうだろうか…

ホームレス

ホームレスに対する、コンプレックス的感情である「怖さ」が否応なく生じてしまうことを認めることと、その感情を持つことを正当化することとは異なる。「『怖い』のは『しょうがない』」ということの意味が、怖がっても別にいいんだ、ということであるなら…

「死ぬ死ぬ詐欺」言説

繰り返し同じことについて語り、零れ落ちたものを掬い上げていきたい、そんな風に思う。 「死ぬ死ぬ詐欺」言説の中で多く見られたもののなかに、「身銭を切れ」というのがある。「できることをすべてやってから」、つまり「全財産を投げ打ってから」募金に頼…

ハルヒ

ああああっ、なんかあんまりネットでハルヒが溢れてるもんだから続刊とかDVDとか見たくなってしまったじゃないかっ。 (さりげなく1巻だけ読んでたりするよ文句はあるまい)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)作者: 谷川流,いとうのいぢ出版社/メーカ…

団塊ジュニアの人たちってなんなんだろうね、あと「死ぬ死ぬ詐欺」言説のバカさ加減との関連について、そんでもって今日は書かないけど多分ネット文化の特殊性に繋がるような話でもあるでしょう

まあいつも言うことですが世代論というのは雑駁なものなのであんまり信用しない方がいいとは思いますけれども、やっぱり人間というのはその時代の影響を色濃く受けるものでして、一人の人がそのようであるのはやはり「社会現象」としてそうなっているという…

というわけで。

やはりもうしばらく「ことばの構造」でやっていくことにしました。目の玉日記(笑)↓小林よしのり 目の玉日記作者: 小林よしのり出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/03/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (56件) を見る

ヒヨコを殺す

大学の実験で、ホルモン剤をヒヨコにブスブス注射しているんだけど、2羽ほど死なせてしまったよ。 1羽目はなんか吐血してのた打ち回って死んだ。刺しどころが悪かったようだ。 2羽目は「うっ・・・うぐう・・・・くっ・・・ガクッ」ってな感じでしんだ。血は…

なんだか運命に導かれているような気がするんだどねいやどうだろうねえ

どうもなんというか、よくわからないんだけども、そんな気がするんだよ。今日だって、なぜこのタイミングで大塚英志の『キャラクター小説の作り方』を読んでいて民俗学に詳しくておまけに永井均に傾倒している大学の先輩と話す機会を僕は得たのか、というこ…

死ぬ死ぬ何とか

そういえば、手続き上の問題を個別に語れって言うのは、「さくらちゃんのための募金」という固有性を捨象した上で成り立つ議論を「手続き上の問題の倫理」として一般化してしまっているんじゃないの? それで一人の人間の命に関わる個別性と手続きの個別性の…

ところで10月19日といえば

どうも。22歳になりました。今後ともよろしくです。

死ぬ死ぬなんとか

ところでhttp://d.hatena.ne.jp/mushimori/20061019の記事は一応「死ぬ死ぬ詐欺」問題に関する総括のつもりで書いたんだけどもっとはっきり言った方がよかったかな。

子供が関わるといろんなものが見苦しくなる

そういえばid:kechackさんが「結局、世論は子供が犠牲になる事件はすべて重く罰して欲しいということ」という記事を書いていたんだけど、「死ぬ死ぬ詐欺」にもそういう要素はあるかもしれないなーと思った。子供という存在にある種の純粋さとか無垢さってい…

「2ちゃんねらー=ネット右翼」に関する覚え書き――「死ぬ死ぬ詐欺」言説に寄せて

最近「死ぬ死ぬ詐欺」*1という言説がはやったみたいだ。率直に言えば「死ぬ死ぬ詐欺」の言説はおかしいと思う。 ちらちらと見ていると、どうやら「2ちゃんねらー=ネット右翼」の特徴を表していた出来事だったようだ。彼らは基本的にこういう騒動に参加する…

給食費滞納の話

「二人の女の子」がまだ途中だけども、何か口を出してみようかと思って。 産経ニュース 「メディアリテラシー!」とか声高に叫ぶのは気が引けるんだけど 家計にゆとりがあるのに給食費を払わない保護者が増えている。あまりの悪質ぶりに、法的措置を取る自治…

二人の女の子・3

大島弓子の作品「つるばらつるばら」は、継雄という幼い男の子が、いつも夢の中に出てくるとある「家」に行くことを望むところから始まる。その家には「細い道」と「バラの垣根」と「石段」と「木のドア」があり、そしてとある「男の人」がいて、継雄はその…

二人の女の子・2

去年の11月あたりだったか、タリウムを母親に飲ませた少女の事件があった。 彼女のブログの自己紹介欄には確か「夢と現実の区別をなくしたい高校生」と書いてあったと思う。「夢」ではなくて「虚構」だったかもしれないがそんなことはたいした問題ではない。…

拾い物

ソーシャルダーウィニズムでYahoo検索するとここが一番上になるのはどうかと思った。 で、その二番目にこんな文章が↓ http://www.jca.apc.org/peacenet/back/news165b.html 大変面白い。ほんとに高校生が書いてるんだろうか。

ところでid:rnaさんは、宮台真司は酒鬼薔薇の声明文に共感していたのではないと書いていたと思いますが、香山リカとの対談『少年たちはなぜ人を殺すのか』の中で、宮台が「僕自身かっこいいと感じた」と酒鬼薔薇少年の犯罪そのものか声明文に対してだったか…

二人の女の子

桜庭一樹の小説『赤×ピンク』を読んだときにどこかで似たような話をみた気がして、思い当たったのは魚喃キリコのまんが『blue』だった。 これらの作品の何が共通しているのかというと、二人の女の子の親密な関係が少しの間続き、そして最後にはその関係…

死の隠蔽と死の物語化

死に対する態度について、隠蔽と物語化に分けられるような気がする。物語化は共同体の装置によって可能になるが(あるいは個人的にも?)、隠蔽は死という現象そのものを消去しようとする。直感的には現代は後者に傾いているような気がするが、果たして。 も…

ダーウィニズムとか

ダーウィニズム論集 (岩波文庫)作者: 八杉龍一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1994/11/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る ダーウィニズムがどういう雰囲気の中で受容されていったのかということを考えるうえで興…

自己否定と自己愛

再びid:kmizusawaさんのブクマコメントをネタにちょっと書いてみる。 自己否定とは自己愛の裏返しではないかなと思っています。 のざりんさんの記事で「「もう自分なんて生きている価値がないから、人工呼吸器をつけないでくれ/外してくれ」と願うALS患者の…

自己肯定と自国愛について・その2

前回の「自己肯定愛と自国愛について」に対していくつか反応をもらったのでもう少し書いてみる。 コメント欄にも書いたが、「自分に優しくしてもらえなかった人は他人にも優しくできない」という言説については僕も何人かの方と同様疑問を持っている。しかし…

自己肯定と自国愛について

最近、id:kmizusawaさんのブックマークコメントの中に、「自分がやさしくしてもらえなかった人は他人にも優しくできない」ということばは「自分の国を愛することができない人は他国を尊重することもできない」ということばと似ているのではないか、という意…

「死の実感」ということについて

id:rnaさんの記事(http://d.hatena.ne.jp/rna/20060908)を読んで思ったことを書きます。 そもそも「死の実感」とは何か、という話から始めないとよくわからないような気もします。といっても僕自身よくわかりません。死を実感するっていったいどういうこと…

サヨク教師が次々やってくる。

大学で教職用の講義を取っているのだが、ネット右翼の基準からすると僕はかなりの左傾教育を受けているのではないだろうか。 たとえば、「小泉のやんちゃボーズが・・・」云々とか「現場の教員の自由にもっとまかせる方が・・・」云々とか「コンピュートピア…

ペットについて

やはりペットの扱いについてまだ気になるのでもう少し書いておく。 ペットが人間の生活圏の中でなければ生きていけないとしても*1、ペットの扱いがまったくの「自由」であっていいということはないと思う。 家畜であれば上質の肉やらミルクやら耐病性やらの…

猫殺しのおばさん*1はスケープゴートだった?

猫殺しについて少し書いてみたい。正直、僕はこの問題に関してはあまり関心はない。そのことを一応断っておく。 さて、例の猫殺しのおばさんについて、というよりそのおばさんに対して起こったかなりのバッシングについてだが、これはもしかしてスケープゴー…