小1殺害、保護者の関与は予想外・・・か。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060606-00000105-yom-soci&kz=soci
 何が想定外なものか、と正直思う。時代遅れで実は相互不信感を増大させるだけの自警団なんて最初から結果はわかっているのではないか。僕の生まれた年にでも行ってみるかね。
 そのうちあれだな、国家に守ってくれって言い出すんじゃないかな。いま子供たちが狙われていてこんな大変だからとにかく安全なシステムを作ってくれって。
 僕はこういう話を環境管理の方には持っていってほしくないんだな。僕がいつも気になるのは、「子供を守れ、そのためにはどうするか」という近視眼的な言説ばかりしか語られないということである。そもそも問題の本質は子供を守れるかどうかということとは違う部分にあると思う。あきらかに社会全体の「空気」として、ナショナリズムとか個人情報保護法とか憲法とか教基法とかと一緒になっている問題として考えるべきなのであって、そうしたマクロな視点からどういう社会を設計するか、人と人とのどういう関係を作っていくかというところにいかざるを得ないと思う。